*

傘をくれた天使

公開日: : 感動する話

Pocket

たぶんどうでもいいことが原因で旦那と喧嘩をしたあの日、育児にも疲れ、夫の家族と同居していた私は姑たちともうまくいってなくて、ほとんど育児ノイローゼ寸前でした。

それでも家事はしなければいけないし、娘も私のイライラがうつったのかグズって泣き止もうとしません。途方に暮れながらも、お米が切れているのを思い出し、娘を抱っこして買い物に出ました。

お米と食材を買い、そのままどこか消えてしまいたい気持ちでいっぱいな私に追い打ちをかけるように雨が降り出しました。

傘もないし、もう走る気力もない、どこまでついてないんだろう……。

娘と一緒に自分も泣き出しそうだったその瞬間、「ボロボロの傘でよかったら」と知らない青年が少しくたびれた傘を渡してくれました。

すごく優しい声で、まっすぐ私を見て傘を手渡す彼が天使に見えました。娘もその優しい声に触れたのか、すぐに泣き止んでニコニコしだしました。

最近は娘にも優しくできず、こんな笑顔を見たのは久しぶりかも、いや娘の笑顔に関心を持てないほど心がすさんでいたのかな、と思うと心から後悔しました。

旦那と結婚したときの幸せな気持ち、娘が生まれたときに「天使が生まれた」と一緒になって喜んだときの気持ちを思い出しました。

思わず涙があふれそうになり、娘を見ると笑顔で私を見つめています。この子の笑顔を見るためなら頑張れる、旦那に対しても感謝の気持ちを忘れていたかもしれない、そう思いました。

旦那はいつも譲歩してくれるのに、私はイライラしてぶつけてばかり。反省していること、感謝していること、これからも一緒に頑張りたいことをその夜旦那に伝えて仲直りし、旦那もできるだけサポートするからと言ってくれました。

あのときの青年は、天の使いだったんじゃないかと今でも思います。傘を見るたび、がんばろうって思えるようになりました。

https://www.minden.jp/clover/couple-cry-tale/

AD googleアドセンス

関連記事

かわいそうな柿

昔24時間営業のスーパーで働いてた。 この時期はただえさえ寒いうえに店内冷房ですごく寒かったな。

記事を読む

娘の結婚式

1ヵ月後に挙式を控えた新婦のお母様から電話がありました。 「あの、バージンロードのことなんです

記事を読む

迷彩服のヒーロー 事故から救ってくれた自衛隊員への話

数年前の夏、私は息子(5歳)を連れて家から車で1時間のところにある、自然博物館の昆虫展に向かっていま

記事を読む

二人の少年がいじめについて歌う 自身の体験をもとにラップを

https://youtu.be/E3hbvErIpvE

記事を読む

死ぬときに後悔すること25

1000人の死を見届けた医師である大津秀一さんの、 「死ぬときに後悔すること25」(致知出版社

記事を読む

無償の愛でしょ?お金なんかいらない

おじいちゃんは老いから 手足が不自由でトイレも1人では厳しい。 だから、いつも

記事を読む

古き良き時代

大昔は「8月上旬は30度を超える」のが夏だったのだ 朝晩は涼しかった 8月の下旬にはもう夕方の風

記事を読む

幼馴染だった中学の同級生を妊娠させてから

幼馴染だった中学の同級生を妊娠させてからというもの、俺は学校すらロクに行かず必死に働いてきたつもりだ

記事を読む

旦那へ。

旦那へ。 お母さんから聞いたで。 出産の時、30時間の陣痛のあげく 弛緩発作で意識がなくなった

記事を読む

反抗期のまま10年過ぎてしまった少年と母親の物語

【泣ける話】優秀な息子が突如不良に...更生を祈り続けた母...(感動する話)【漫画動画】 を

記事を読む

AD googleアドセンス

AD googleアドセンス

だんだんあなたが見えなくなってくる

だんだんあなたが見えなくなってくる 彼女は視力がどんどん弱くなる

相手のスマホには不幸な事実しかない???

だいたい、彼氏や彼女、旦那さんや奥さんのスマホにはお互いに秘密の闇があ

夫婦ケンカの次の日のお弁当

その夫婦にしか分からない「夫婦喧嘩の仲直り方法」。言葉には出来なかった

3年越しの結婚式に流れたビデオレターに感動

余命幾ばくも無い母のために挙げようとした結婚式にまつわるお話です。

女性が結婚式を特に大切に思い、こだわる理由とは?

兄が「なんで女って結婚式にこだわるんだろう」って言ったとき 奥さ

→もっと見る


PAGE TOP ↑