*

おばあちゃんとの約束

公開日: : 最終更新日:2014/12/11 感動する話

Pocket

のび太君はテストの前日、

ママが大事にしていた“プラチナの指輪”をなくしてしまいました。

「これからママにたっぷり叱られることを思うと、とても勉強できない」

とドラえもんに泣きつきます。

ドラえもんはポケットから「なくし物とりよせ機」を出しました。

ハッキリとなくした物の形を思い出せば、それが出てくるという道具です。

なくした指輪を取り返したのび太君に、勉強をするよう話すドラえもんですが、

のび太君は今までなくした物を全部取り寄せました。

ママに捨てられたマンガや、ジャイアンに取り上げられた模型飛行機、

谷へ落としたムギワラ帽子などをはじめとして、様々なものを出していきます。

昔を懐かしむのび太君に、ドラえもんは言います。

「過ぎた日をなつかしむのもいいけどね、もっと未来へ目を向けなくちゃ。

ふりかえってばかりいないで、前を見て進まなくちゃ」

しかしのび太君は、

「どうせろくな未来じゃないさ。

頭も悪いし、何やっても失敗ばかり・・・

ずっと子どものままでいたいな」

と言い返し、

ドラえもんも呆れて部屋を出ていきます。

その時のび太君は、取り出した物の中にあった小さなダルマを見つけました。

それは、亡くなったおばあちゃんが昔、幼いのび太君にくれたものでした。

庭で転んで泣いていたのび太君を、そのダルマを使って慰めてくれたおばあちゃん。

「のびちゃん。ダルマさんはえらいね。

なんべん転んでも、泣かないで起きるものね。

のびちゃんも、ダルマさんみたいになってくれると嬉しいな。

転んでも転んでも一人でおっきできる強い子になってくれると・・・、

おばあちゃん、とっても安心なんだけどな」

当時のび太君はおばあちゃんに、

「ぼくダルマになる」と約束しています。

今は亡きおばあちゃんとの最後の思い出に頬を濡らしたのび太君は、

やがて立ちあがり、机に向かって勉強を始めます。

「ぼく一人で起きるよ。

これからも、何度も何度もころぶだろうけど・・・。

必ず起きるから安心してね、

おばあちゃん」

_______

「ドラえもん」
てんとう虫コミックス第18巻より

q01459

AD googleアドセンス

関連記事

父は忘れる

『父は忘れる』 (リヴィングストン・ラーネッド)   坊や、きいておくれ。 おま

記事を読む

伝える手段

電車で障害のある方が呻き声を出した。 それを見ていた男子高生が「きめぇー」って でかい声で笑

記事を読む

「しあわせだね」って口にするだけで幸せになれるよ。

電車内。 推定3歳くらいの女の子が 「けしき、きれいだね。しあわせだね」 「お

記事を読む

矢沢の生き様

1998年、 オレはオーストリアで被害総額30億円以上という、 とんでもない横領被害に遭っ

記事を読む

写真代わりに、母が書いた自分の絵。

うちは貧乏な母子家庭で、俺が生まれた時はカメラなんて無かった だから写真の変わりに母さんが色鉛筆で

記事を読む

ミッキー誕生の話

彼は子どもの頃から人を喜ばせるのが大好きでした。絵が得意で、絵をかいて皆が喜んでくれるのを見るのが何

記事を読む

無償の愛でしょ?お金なんかいらない

おじいちゃんは老いから 手足が不自由でトイレも1人では厳しい。 だから、いつも

記事を読む

思わず2度見てしまう!小林市PR動画がすごい!

https://youtu.be/jrAS3MDxCeA

記事を読む

ママに優しくしてあげたくて来たんだよ

長男がちょっとづつ話せるようになった3歳ぐらいの頃、 長男が急に話し始めたことがあります。

記事を読む

かわいいお弁当

まだ私が小さい頃、父と母がすでに他界していたため、おばあちゃんが私と兄を育ててくれていたのですが、遠

記事を読む

AD googleアドセンス

AD googleアドセンス

【実話】「他に男できたから別れよ!」…彼女に突如別れを告げられた俺に一本の電話が…(感動する話)【漫画動画】

「彼氏に心配かけたくなくて迷惑かけたくない」という気持ち と

嫌いな母親の顔の傷の秘密。もっとキレイなお母さんが良かったのに。

大嫌いな母親には大きな傷が。 それが母親を嫌いな原因。なんでそん

反抗期のまま10年過ぎてしまった少年と母親の物語

【泣ける話】優秀な息子が突如不良に...更生を祈り続けた母...(感動

つかなくてもいい嘘で別れた初恋の人

私が初めて好きになった彼は優しくて、いつも私のワガママを聞いてくれてい

傘をくれた天使

たぶんどうでもいいことが原因で旦那と喧嘩をしたあの日、育児にも疲れ、夫

→もっと見る


PAGE TOP ↑