情けが仇(あだ)


「情けは人の為ならず」という諺がある。
これは、「人に情けをかけると、
     それが回りまわって自分に返ってくる。
     だから、情けをかけるのは人のため
     というより、自分のためなんだ」
という意味だが、残念ながら私の経験では、
必ずしもそうはならないように思う。
むしろ「情けが仇になって返ってくる」
ケースが往々にしてある。
 
 私が勤めている会社の仕事上で、
ときたま得意先から”無理難題”を
ふっかけられることがある。
そのとき、何とか苦労して便宜を
図り要請にこたえてあげると、
たいへん感謝される。ところが、
それきりで終わればいいのだが、
それが二度、三度と続く場合がある。
こちらは一回こっきりだからと
特別に無理をしてあげたわけだが、
何度も続いてはたまらない。
 
 それで、
「いや、今回はもうできません」と
お断りすると、そこで
先方の態度は豹変する。
 
 「この前できたのに、
  なぜ今回はできないのか!」と、
えらく立腹する。その間にこちらの
担当者が替わっていたりすると、
「前の担当者は親切だった。
新しい担当者はサービスが悪い」
などと言われてしまうのだ。
結局、その得意先との関係は
気まずくなってしまい、
一度無理して情けをかけたのが
仇となって返ってきたことになる。
寂しい話だが、こういう現実が少なくない。

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