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淡い日々

公開日: : 恋愛

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当時私には好きな人Aがいました。
Aとはとにかく気が合って、
放課後は二人で遅くまで教室に
残って話したりして、とても仲が良い
いわば親友同士みたいなものでした。
いつの間にかあたしはAを
好きになってました。
でもAは私のことを友達としか
見てませんでした。
それは私も分かっていたので…
自分の気持ちは隠して過ごしていました。
そして小学校の卒業式の日。
私は事情により地元の中学ではなく
隣市の中学に進学することに
なってしまいました。
みんなと離れること、そして何より
ずっと好きだったAと離れるのが
辛くて、ずっと泣いていました。
そして、卒業証書授与も終わり。
教室に帰って荷物の整理を
していた時、Aの親友であるBに
呼び出され、
「ずっと好きだった、
 無理かもしれないけど付き合ってほしい」と
告白されました。
私は驚きと、そして何より私は
Aが好きなのに、Aの親友のBが
私に思いを寄せていたという
ニアミスにまた、
泣きそうになりました。
苦しい胸をおわさえてBの告白を断り、
教室に戻るとそこには
Aが一人で待っていました。
「どうしたの?」と聞くとAは
「Bを待ってる、
 どこにいるか知ってる?」と
答えました。AはBが私に告白したことを
どうやら知らないみたい。
私は複雑な気持ちを抱えながらも
「ごめん、知らない」と言いました。
しばらくしたあと、Aはおもむろに
口を開きました。
「お前、別の中学行くんでしょ?」
私「うん…」
A「放課後とか一緒に話したり
  帰る相手がいなくてつまらなく
  なるな(笑)別の学校でも、元気でな」
私「…ありがとう」
A「中学になっても俺のこと
  忘れるなよ…まあ、お前が
  それほどの記憶力を持ってればの
  話だけど(笑)」
そんな冗談を言ってAは
教室を出て行きました。
それから、私はAと会っていません。
最後の言葉を言った時のAの
笑顔がとても好きで、
Aが教室を出て行ったあとも
しばらく私は、誰もいない
教室で泣いていました。
最後まで思いを
伝えられなかった自分。
片思いのままで終わった
小学校の恋。放課後や授業中に話した
たくさんのAとの思い出。
喧嘩して泣いたり、
泣かれたりしたけど、
思えばいつだって
私はAのそばにいました。
友達として。
そして、それから半年が過ぎた
中一の夏。ある日Bから電話が
かかってきました。
Bと話すのは告白以来なので
少し気まずかったものの、
今の学校生活などの話で
盛り上がりました。
そのうちに、話題はあの時の
告白についてになりました。
私「あの時、振っちゃってごめん」
B「いいよそんな(笑)でも、
  俺も悪いことしたかもな、
  特にAに」
私「えっ何で??」
B「実は、Aもお前のこと
  好きだったんだよ。
  俺はそれを知りながらも
  お前に告白しちゃったし…」
私「…」
Aの気持ちを今になって知りました。
ずっとお互いが
同じ気持ちを抱いていたなんて。
後悔と、嬉しさと、
やっぱり大きな切なさで、
私はまた泣きました。

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